喘息を専門に扱っている整体院は少ないと思いますので、実際に喘息とはどのような症状で、患っている方はどのように悩んでいるのかをお伝えします。
喘息とは発作性の呼吸困難・喘鳴・咳を繰り返す慢性的な気道の炎症です。
多くは夜中から明け方にかけて発生することが多く睡眠時に急に呼吸が苦しくなり目を覚ましてそのまま寝れない方もおられます。
また、季節の変わり目(特に夏~秋)にかけても発生頻度が高いです。
症状としては呼吸のしづらさから始まり、進行すると呼吸時に「ヒューヒュー」といった喘鳴音という特徴的な呼吸音を発生させます。更にひどくなってくると、呼吸が苦しくなり横になることもできず座った状態で背中を丸めて呼吸する起坐呼吸といわれる症状が出現します。
ここまでくると寝ようにも横になれないですし、呼吸が苦しくて動くこともできない。また呼吸ができないことにより酸素の供給も少なくなって体にも力が入りにくくなるので自力で歩くこともできない状態に陥ります。
日本の医学ではほとんどが病院の呼吸器科での薬物療法です。
気管支拡張薬やステロイド吸入薬などで慢性的に起こっている気管や気道の炎症を抑える治療が一般的です。慢性的に症状がある方は、専用の器具を使用して換気量といって呼吸の深さを測る器具を使用して自分の今の呼吸の状態を把握し、予防をするなどの対策を取られる方もいます。
病院で薬を出してもらってきちんと服用していれば症状自体は出ることは少なくなっておりますが、薬を常時服用している方から伺うと
- 「いつか発作が起こるのではと心配しながらの生活で、薬は肌身離さず常に持っています」
- 「外に出て旅行や遊びに行きたいけど不安で出ることができない」
- 「本当は運動したいけど、いつひどい発作が起こるか怖いからできない」
という方がほとんどでした。そのくらい喘息の方は苦しんでいるのです。先生方も長年治療を行なっていると喘息持ちの方をみたことはあるのではないでしょうか?
また、患者様はまさか治療院で改善できるとは思っていないので打ち明けられていない方も多いかもしれません。
私達の経験からすると喘息治療をされる方は他の症状で来院されて触診を行なった結果こちらから「呼吸器の病気はないですか?」と尋ねて喘息が判明するか、現に来院されている方から相談があった際にご紹介で来院されることがほとんどです。
そのくらい治療院での認知度は低い疾患であると思います。でも受けられた方が1~3回ほどで十数年患った喘息が消えたらどうでしょうか?それはもう凄く感動されます。
当院の施術を受けられる方は子供から大人までほとんど上記の回数で喘息は改善してしまいます。そして不思議なのが小学生の子供はほぼ1回ほどで改善してしまいます。
そのくらい他の疾患に比べても即効性があり、自信を持っておすすめできるのが一野式筋肉骨調整法です。
Contents
一野式筋肉骨調整法では
- どのように検査を行うのか?
- どのようにして原因を特定するのか?
- どのようにして治療を行うのか?
をお伝えしていきます。まず、①どのように検査を行うのか?についてお伝えしていきます。単純ですが胸郭をみればはっきりとわかります。その中でより深く状態を把握するために検査をしていきます。
検査法① 胸郭の変形を触診する
男性や子供など上半身裸になれる方は服を脱いでもらいます。女性は薄手のシャツ一枚になっていただきます。一枚になれない方は服の上からの触診となります。
胸郭の変形には様々な変形があります。
(1) 漏斗胸(特に多い)
喘息で胸郭の変形には特に漏斗胸が多く、座位になって手を後ろについて頂き胸骨を中心に横の肋骨を触診していくと凹んでいます。
(2) 鳩胸
座位になって手を後ろについて頂き触診していくと、胸骨を中心に横の肋骨が前方へ膨らんでいます。
(3) 胸郭が波を打つような変形
座位になって手を後ろについて頂き触診していくと、胸郭前部がその名の通り波を打つように凸凹に変形しています。
(4) 側湾症により肋骨が左右に波を打ち変形
座位になって頂き患者前方、後方から触診すると、背骨の横についている肋骨が片方は押し出され、もう片方は凹み左右に波を打ち変形します
(5) 胸部及び肋骨の弾力性が硬くなる
変形のレベルは個人差がありますが、喘息の症状を発症している方はどなたも胸部及び肋骨の弾力性が硬くなります。検査法としては上向きで左右の肋骨・胸骨を手のひらで軽く押して確認するとはっきりとわかります。
なぜこの様な骨格の変形が喘息と関係するのかをお伝えします。
胸郭が変形を起こす事により呼吸器である肺に対して圧力が加わります。例え微小な変形であっても人間の細胞は敏感なもので、肺から気管支、気道に向けて変形による圧迫が加わり呼吸器機能を低下させるのです。
もちろん血流の流れも悪くなり免疫が低下し、様々な感染症や病気を引き起こすのです。
特に人間にとって酸素とは生きていくための栄養分になります。本来 100%得れるものが、変形により80%しか得れないとすると 20%栄養分が不足する事になります。その状態を放置していると体の機能はどんどん低下していきます。
反対に骨の原型を復元し 100%まで回復することができれば体の機能も向上し、栄養不足により発症していた病気も回復していくのです。喘息は決してその方の体質や生まれ持ったものではなく明確な胸郭の変形を基に発症しているのです。
シンプルな考えですがそのくらい胸郭の変形は呼吸器と密接な関係があるということなのです。
検査法② 換気量を確認する
器具を使わなくても患者様の感覚で良いです。理由は大きな深呼吸ができないことがほとんどのため体感で十分変化を理解してくれます。一野式筋肉骨調整法を受けると健常者であっても違いがわかるほど深い呼吸ができるようになります。
(1)座位または上向きで大きく深呼吸してもらい治療前の状態でどのくらい吸気、呼気ができるのか確認します。患者様の自覚症状として以下のように訴えることがあります。
- 吸気の途中で息苦しさを感じる
- 胸部の圧迫感を感じる
- 咳き込むことがある
- 胸部の変形により一定以上吸えなくなる
以上が一野式で喘息を診る時の検査法になります。次にどのようにして原因を特定するのか?についてお伝えしていきます。
ここでお伝えする原因とは検査法で説明した直接的な変形ではなく、その変形に至った原因を特定していきます。変形には先天性の変形(生まれ持ってのもの)と後天性の変形(生後何らかの原因によるもの)があります。
まずここを見分けることが重要です。
なぜなら先天性では日常で気をつける点が限られてきますし、後天性ではその変形を生じてしまう原因が必ず日常に隠れているからです。
先天性と後天性の見分け方についてお伝えします。
先天性は胸郭の一部のみが変形し周囲は綺麗な状態が比較的に多いです。
後天性は周囲の骨格の歪みに応じて胸郭が様々な方向に変形していることが多いです。
全てが完璧に当てはまる訳ではありませんが、評価をする基準として認識しておくことが大切です。先天性の変形は比較的周囲の歪みが少ないので特定はし易いです。特に見極めが必要なのは後天性の変形になります。(この鑑別により治療の優先順位が決まります)
これから原因の特定方法をお伝えします。後天性の歪みの基本は「全て末端から中央」に向かって歪んでいきます。なぜ骨格の歪みは末端から中央に向かって連鎖していくのか?
それは骨の原理原則で「骨に対して圧迫のあるところ、よく動くところ、動き方の悪いところ」には負荷が強くかかるようになっています。
人間の体は手先、足先をよく使う生き物です。逆に手先、足先をうまく使うために体全体が連動する生き物でもあります。どのような状況を考えても必ず手先、足先は使いますのでそこから蓄積した歪みが連鎖して体幹の方へ襲ってくるのです。これが骨の原理原則です。
骨の原理原則を理解した上で3つの種類に分けて原因を特定していきます。
① 上半身が原因の場合
② 下半身が原因の場合
③ 上半身と下半身の両方が原因の場合
①喘息で後天性の歪みついて上半身が原因の場合
・ 日常の原因について
特に多いのは猫背です。猫背になってしまうと巻き肩になり胸部は漏斗胸(特に多い)の方向へ凹んでしまいます。
猫背を助長してしまう原因は常日頃の姿勢や手先をよく使う作業になります。
例えばスポーツ・仕事・趣味などが当てはまります。それらの生活環境や日常の癖を把握することにより症状の回復が早くなってきます。
ここで重要なのが患者様が言われる原因だけに委ねないことです。治療師自身が歪みを正確に見極め日常でこのような過ごし方はないか、骨格を確認してから患者様に聞くことも大切です。
・ 骨格理論について
上半身では手の指骨→中手骨→手関節→前腕骨→肘関節→上腕骨→肩関節→肩甲骨→鎖骨→胸郭→脊柱の順番に歪みが連鎖していきます。
基本的にこの順番で歪みを調整していけば喘息の直接的な原因である胸郭は整っていきます。
次に末端からどのような歪みが多くあるのかをお伝えします。
- 指骨は螺旋状、凸凹状、脱力時の指関節屈曲位変形が多い。
- 中手骨は中手骨と中手骨の間が狭くなったり、螺旋状、凸凹状、1指と5指に内転変形が多い。
- 手関節は橈側尺側の間が狭くなったり、回内位変形が多い。
- 前腕骨の橈骨は上1/3 が手掌側に凸状変形、尺側に湾曲変形が多い。尺骨は中~上にかけて手背側に凸状変形、 橈側に湾曲変形が多い。
- 肘関節は腕頭関節、腕尺関節、橈尺関節の狭窄が多い。
- 上腕骨は下1/3 が後面が凸状変形、大結節凸状変形が多い。
- 肩関節は前方に内旋、肩峰との距離狭窄が多い。
- 肩甲骨は全体的に後方への凸変形、外側へ変位、上角が凸変形が多い。
- 鎖骨は原型の S 状湾曲がより強くなり鎖骨の端と端の距離が短くなる、肩峰側が上方へ変位が多い。
- 胸郭は検査法①で説明した内容となります。
- 脊柱は肋骨の変形に連動し漏斗胸の場合、前胸部が凹むので後方の脊柱は押し出され後方に膨らんできます。鳩胸の場合はその反対で前胸部が前方に膨らむので脊柱は前方へ凹んでいきます。胸郭が左右に膨らんだり凹んでいる場合は脊柱もその変形に合わせて曲がっていきます。
以上が上半身の原因の特定方法になります。
②喘息で後天性の歪みついて下半身が原因の場合
日常の原因について
特に多いのは反り腰です。反り腰になってしまうと腰椎が前弯しその反動で胸椎が後弯します。その連鎖により前胸部が凹み漏斗胸(特に多い)に変形します。
反り腰を助長してしまう原因は常日頃の姿勢や足先をよく使う作業になります。例えば座り方・立ち方・歩き方などが当てはまります。特に足裏の踵側体重は反り腰を強くします。
その方の生活環境や日常の癖を把握することにより症状の回復が早くなってきます。
末端からどのような歪みが多くあるのかをお伝えします。
歪みの流れとしては足の指骨→中足骨→足関節→足根骨→下腿骨→膝関節→大腿骨→股関節→骨盤→ 脊柱→胸郭の順番に歪みが連鎖していきます。
- 指骨は螺旋状、凸凹状、脱力時の指関節屈曲位変形が多い。
- 中足骨は5本の配列が崩れたり、螺旋状の変形が多い。
- 足根骨は甲高状に外側へ凸の変形が多い。
- 脛骨・腓骨は0脚様に変形、上下脛腓関節の歪みが多い。
- 膝関節は左右回旋、内外側の狭窄の歪みが多い。
- 大腿骨は中央部前方へ凸、下端左右の前後への変形が多い。
- 股関節は関節の隙間が狭窄、前方外旋変形多い。
- 骨盤は左右に開き、後傾することが多い。
- 脊柱は肋骨の変形に連動し、漏斗胸の場合前胸部が凹み後方の脊柱は押し出され後方に膨らんできます。鳩胸の場合はその反対で前胸部が前方に膨らむので脊柱は前方へ変形します。胸郭が左右に膨らんだり凹んでいる場合は脊柱もその変形に合わせて曲がっていきます。
- 胸郭は検査法①で説明した内容となります。
以上が下半身の原因の特定方法になります。
③喘息で後天性の歪みについて上半身と下半身の両方が原因の場合
日常の原因について
特に多いのは猫背や反り腰を中心とした脊柱の側湾症状を複合した胸郭の変形です。姿勢や体重のかけ方、偏った体の使い方により上半身、下半身が歪んでしまうと脊柱の前後の歪みだけでなく左右の歪みまで出現してきます。
胸郭もその変形に合わせて、あらゆる方向に凸凹に変形していきます。
側湾を生じた胸郭の変形の流れを2つお伝えします。
側湾①特に多い(心臓に対して右カーブ)
頸椎上部~下部(右カーブ)→頸椎下部~胸椎上部(左カーブ)→ 胸椎上部~胸椎下部(右カーブ)→ 胸椎下部~腰椎下部(左カーブ)この様な側湾に対しては胸郭の右全体が凸、左全体が凹変形を起こすことが多いです。
①②の上半身、下半身の中で特に強く歪むポイントがあります。上半身は右肩関節です。右胸郭凸により右肩甲骨が後方へ膨らみ、肩関節が内旋していきます。
下半身は左腸骨です。胸郭全体的に右に歪む事によりバランスを取るため左腸骨が突出してきます。両者を中心に、末端から中央に向けて歪みが蓄積してきますので胸郭のみでなく全身を細かく触診し、体の構造を理論立てて原因を特定することが重要です。
側湾②(心臓に対して左カーブ)
頸椎上部~下部(左カーブ)→頸椎下部~胸椎上部(右カーブ)→胸椎上部~胸椎下部(左カーブ)→ 胸椎下部~腰椎下部(右カーブ)
この様な側湾に対しては胸郭の左全体が凸、右全体が凹変形を起こすことが多いです。
①②の上半身、下半身の中で特に強く歪むポイントがあります。上半身は左肩関節です。左胸郭凸により左肩甲骨が後方へ膨らみ、肩関節が内旋していきます。
下半身は右腸骨です。胸郭全体的に左に歪む事によりバランスを取るため右腸骨が突出してきます。両者を中心に、末端から中央に向けて歪みが蓄積してきますので胸郭のみでなく全身を細かく触診し、体の構造を理論立てて原因を特定することが重要です。
以上が上半身と下半身の両方が原因の特定方法になります。
次にその原因を基に③どのようにして治療を行うのか?についてお伝えします。
喘息治療で特に大事なポイントは胸郭を本来の位置にどれだけ早く復元できるかにかかっています。まずは上肢下肢を骨格理論で説明した歪みに対して、一野式筋肉骨調整法で末端から中央に向けて整えていきます。
ここから胸郭を変えるにあたって特に重要なポイントを細かくお伝えします。骨調整には円球系の法則があります。柔らかいボールに例えて説明します。
ボールに対して片方から圧力をかけると、反対側が凸になり圧力をかけた方は凹に変形します。実は胸郭も全く同じ原理なのです。胸郭には様々な変形がありますが、凹のところに対して反対側は凸に変形していきます。
その為、凸のところに対して道具でコンコンと叩いていけば自然と凹のところが膨らむ様に復元していきます。
そのイメージの中でまん丸の形の胸郭を作る様に調整をしていくと原型まで復元していきます。(円球系の法則)胸郭を復元すると同時に大切なのが肩甲骨の歪みと骨盤の歪みです。
この2つの歪みは胸郭の変形により強く押し出されたり、筋肉の緊張により引っ張られたりする中で特に影響を受けて歪んでいる骨です。
長年の蓄積により肩甲骨と骨盤の原型が凸凹に変形し、硬い材質の骨になっていることがほとんどですそれらを丁寧に整える事により再発しない骨格が出来上がるのです。
以上が喘息の治療方法となります。
現代の医学では喘息は完治しにくい病気のようですが、骨格の理論のもとその方にとって正しい治療を行えば必ず改善できる症状でもあります。
私達が考える喘息治療は治すことだけが目的ではなく、どうすれば再発しないのか。どうすれば5年後も 10 年後も、そして一生涯健康であり続けることができるのか。を研究に研究を重ね実現することができました。
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