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【臨床報告】慢性腰痛編

こんばんは

一野式セミナー
代表 一野恭範です。

いつもブログをご覧になって頂きありがとうございます。

今日のブログでは、

久しぶりに「臨床報告」をしていきたいと思います。

今回の内容は、日本人で多くの悩みである「慢性腰痛」です。

その中でも、特になかなか改善しない腰痛の特徴をお伝えしていきます。

つい先日、このような腰痛の方を施術させて頂きました。

その方のお悩みは、

「腰の痛みで、どこの治療院に行っても、この一部分のみの疼き痛みがどうしても取れない」

というお悩みで困っていました。

今までの治療院では、
その場所に対して、手技による筋肉マッサージ・針・電気治療を行っていたそうです。

患者さんの話では、
この腰の、一点の痛みはいくら施術を受けてもほとんど変化がなかったそうです。

これらの情報を、把握した上で触診に入る前に

過去のデータから私が判断したことは

おそらく【腰椎横突起の変形】だろうと、推測しました。

そこから、患者さんに

「どの部分に一番痛みがあるのか?漠然とではなく、指一本で示して下さい」

とお伝えし、場所を教えて頂きました。

そこで示されたのが、

【第3腰椎右側起立筋の上】を強く押さえ

「先生、この場所です」

と、はっきりと伝えてくれました。

次に、
触診検査に入り、まずは患者さんが示された

「表層にある起立筋」

次に

「少し深層にある多裂筋」

と、まずは局所の筋肉の状態を確認しました。

確かに、筋緊張はありましたが、少し押さえ圧痛を確認してみても

患者さんは、「先生、その場所ではないみたいです」

と言われました。

次に、一野式が一番得意とする「骨」の触診に入ります。

はじめに予測した、「腰椎横突起」は最後の触診材料として

棘突起・椎弓・椎間関節の状態を確認しましたが、どれも特に異常なし。

このタイミングで、

「腰椎横突起」を椎体側の内側側から先端の外側側にかけてゆっくりと触診をしていきました。

ゆっくり、確認していくと急に患者さんから

「先生、そこです!!」

と、大きな声で私に伝えてくれました。

そして、患者さんは

「実は、その部分がいつも痛くて自分で痛みを和らげる為に、触りたくても奥にあって触れない」

そして、

「沢山の治療院に行ったけど、ここまで精密に細かく検査してくれて場所をわかってくれる先生はいませんでした」

と言われました。

結果的に、私が触診で見つけた1番の異常ポイントは

「腰椎横突起の外1/3の上後方変形」でした。

※赤ぬり部分に異常があった

その場所が特に変形が強い為、

骨変形に対して垂直に捉え軽く触診をするのみで、患者さんがその場所だと何回も教えてくれたのです。

そこから、施術を開始し

「腰椎横突起」専用の一野式専門道具で軽く整えて行く事で、ものの見事に

1分ほどで、

「腰椎横突起の外1/3の上後方変形」

は、綺麗に改善し患者さんが強く言われていた局所の部分の痛みは

圧痛・自発痛共にはっきりと消えていきました。

最後には、模型を使い

・今回はどのような変形が発生していたのか?

・その変形が何故発生してしまったのか?

・今後、変形させない為には何を行うと良いのか?

・今後の治療計画とは?

この内容を、分かりやすくお伝えし終了しました。

今回施術してみて、感じたことは

患者さんは症状の改善はもちろん嬉しいですが、何よりも

【腰の本当の痛みの原因が明確になった】

ことがとても嬉しかったそうです。

私は、今でも治療師として現場の第一線に立っていますが、

多くの患者さんは第一のニーズとして

「今の身体を治したくて!!」

と治療師に求めますが、

第2のニーズとして、

「何故、今の痛みが出てきたのか?本当の原因を知りたい」

この、思いもとても強く持っていると日々感じています。

だからこそ、治療院の先生には

単に症状があるから、その症状が改善したら施術が終わりではなく

・今回はどのような異常が発生していたのか?

・その異常が何故発生してしまったのか?

・今後、異常が出ないようにする為には何を行うと良いのか?

・今後の治療計画は?

最低限、この辺りを親切丁寧にお伝えするだけでも

患者さんの喜びは大きいのではないかと思います。

今回は、一野式骨理論からみた

なかなか改善し難い「慢性腰痛」の特徴である

「腰椎横突起の外1/3の上後方変形」

という内容をお伝えさせて頂きました。

私が、一野式骨変形の研究に入ってから10年が経ちましたが

多くの慢性腰痛は、この変形に侵され悩んでいる方がほとんどであることもわかっています。

今回のブログで、一野式概念を少しでも知って頂き多くの方に興味を持って頂けますと幸いです。

また、最後になりますが

患者さんのニーズは体の改善だけではないという事も知って頂ければと思います。

人は、体のお悩みだけではなく、

「心」のお悩みも強く持っているものです。

そこに向けた、親切丁寧な言葉かけをしてあげるだけでも

今までになかった笑顔で喜んで頂けますので、是非チャレンジしてみてくださいね!

このブログを見て、
1人でも多くの治療院の先生・患者さんのお役に立てれば何よりも私の喜びです!!

今後も、あなたにとって有益な情報を配信していきますので楽しみにお待ちくださいね!

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現在、道具の在庫不足により再開のメドが立っていない状況です。
納品日が分かり次第、募集を再開致しますので今しばらくお待ち頂ければ幸いです。

本日も最後までご覧頂き
本当にありがとうございました。

一野 恭範

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