変形性膝関節症は中年以降の女性に多い疾患です。
変形性膝関節症の性質としては中年以降に発症しやすくなり、一般的には肥満で膝に余計な負担をかけるなど重労働で膝を酷使している人や下肢の筋肉がもともと弱い方に発症することが多いと言われています。
また膝部の骨折、靭帯損傷を過去に患った方も発症しやすいと言われています。
そのため、骨格理論に基づいた過去と現在の骨の状態を深く確認することが必須となります。
一野式では、基本的に肥満や筋力低下に対しては注意することはありません。
なぜなら、同じ条件でも膝に痛みが無い方は世の中に沢山いるからです。
本当の原因はそういったところではなく、もっと身近なところに真実の原因があったのです。
今回はそこについてわかりやすく解説していきます。
① どのようにして発症しているのか
② 変形性膝関節症の特定方法
③再発させないための考え方
を順番にお伝えしていきます。
Contents
(1)一野式理論から考えた、変形性膝関節症がどのようにして発症しているのか解説していきます。
一般的には老化現象・下肢筋力低下・0脚など表面的な事を医師や治療院の先生から指摘される事が多くあります。
ですが、一野式理論で統計を測った結果、多くの変形性膝関節症の本当の原因は他院とは違う視点が2つありました。
それは
① 【足裏に対する重心のかけ方】
② 【脛骨粗面(膝前部)にかかる圧力】
この二つなのです。
その理由を解説していきます。
① 【足裏に対する重心のかけ方】
膝の悪い方はほとんど
「足裏の小指側に重心が傾き外側体重」
になっています。
それにより、下腿骨(脛骨・腓骨)も外側へ彎曲し下腿0脚様に骨が変形していきます。
その際、人間の体の機能は転倒防止でバランスを取る為、大腿骨を体の中心側へ傾けようとします。
結果、外側重心の癖が強ければ強い程、そのレベルに応じ下腿骨が湾曲を発生させ、緩やかなカーブを描きながら大腿骨も一緒に歪み合うように変形していくのです。
この環境の中で、変形が進行すると変形性膝関節症が完成していくのです。
② 【脛骨粗面(膝前部)部にかかる圧力】
わかりやすく言うと、よく膝を床につく習慣の方に多いです。
なぜ、これがいけないのか?
それは、骨は柔らかく圧が加わるとその方向へ凹んでいくのです。
特に、椅子を習慣的に使わず、床に座る生活環境の方に多い変形です。
この圧力により、膝周辺の骨が潰れ、膝関節の歪みが発生するのです。
膝を床につく習慣が持続的に続いたり、潰れた変形をそのままにすると更に膝関節の歪みは進行し変形性膝関節症が完成していくのです。一野式理論では、上記の二つを視診・触診で早期に鑑別できれば、施術もシンプルに大きな効果を出す事ができます。
(2)変形性膝関節症の特定方法
特定方法は、膝関節内部と膝関節運動の内容をみて判断していきます。
① 膝関節内部の検査法は、膝関節の隙間に両手親指を当て関節の変形や歪みを確認します。
この時、関節内で軟骨や骨が擦れるような感触があるかどうかを詳しく見ていきます。
・軟骨の擦れがある場合の感覚は、少し弾けるような
「コクッ」とするクリック音があります。
この場合は、軟部組織(半月板・靭帯)の損傷か変形性膝関節症でも軽度な状態と判断していきます。
・骨同士の擦れがある場合の感覚は、
「ガリッ」「ジャリッ」と骨同士がぶつかっているような雑音が明確にわかります。
この場合は、関節内の変形が強く進行している可能性が考えられます。
③ 膝関節可動域の検査法は、仰臥位と伏臥位で行います。
仰臥位では、まず患者様の基準を把握する為に健側から可動域を確認していきます。
膝関節と股関節をゆっくりと屈曲していき可動域に制限が出ないかを確認します。
その際、軟部組織の拘縮による可動域制限であれば途中で制限がかかっても最終域で関節の柔軟性を把握できます。
ですが、変形性膝関節症による可動域制限であれば最終域で完全にロックがかかるような関節の固さを把握できます。
伏臥位では、膝関節のみ屈曲運動を行うと仰臥位と同じ軟部組織またはOAによる関節可動域制限を把握する事ができます。
(3)再発させないための考え方
変形性膝関節症による運動痛・可動域制限では患者様にとって全く痛みが無いように、可能な限り関節可動域を広げていく事が重要となります。
また、可動域のみでなく関節の歪み(内旋・外旋・狭窄)を本来の位置へ整える事により、さらに運動痛や荷重時痛が消えていきます。
その為に、一野式で使用する道具で間接的・直接的アプローチを行っていきます。
順番としては、
①まず間接的アプローチ
足の指→中足骨→足根骨→足関節を徹底的に本来の位置へ調整していきます。
この段階で、関節の動きを再度検査し足の歪みの影響がどのくらいあったのか確認していきます。
次に、脛骨・腓骨の形が0脚様に外側へ変形していますので、本来の真っ直ぐの位置に向けた調整を行なっていきます。
この段階までが間接的なアプローチの基本となります。
ここまで正確に調整できれば、施術前と比べて運動痛や可動域が改善している状態へ変化していきます。
④ 次に直接的アプローチ
関節に近い、脛骨粗面部・腓骨頭・膝蓋骨・大腿骨を中心に本来の位置へ調整していきます。
直接的アプローチについては、関節的な調整から更に可動域を広げ、関節の空間を作り荷重時でも痛みが出ない極限の状態まで、骨の位置を動かしていきます。
変形性膝関節症は上記のように間接的→直接的アプローチを順に行っていくと、施術直後に施術効果が発揮しやすい疾患になります。
また、その後も数回に分けて間接的アプローチを徹底して形を整え、土台をしっかりと安定させると再発しない強固な膝関節となっていきます。
一野式にとって土台を他に例えると、家の建物と同じ考え方になります。
建物が傾いて倒れかけているのに、傾きの大きい中間から屋根の部分を補修工事しても解決しませんよね。
建物も体と一緒で、一番大切なのは地面と接する基礎の土台の部分なのです。
そこに着目した施術が出来るようになると、その場の症状を改善するだけでなく、今後永久的に再発しない体作りができるようになるのです。
この理論はすごくわかりやすく、一度施術方法をマスターすると新米の先生でも簡単に施術効果を発揮できます。
一野式の変形性膝関節症に対する
「改善して終わりでなく、今後も一生涯再発させない」
この考え方を、この記事を通して参考にしてみて下さい。
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